
ケーブル1本でモニター・ストレージ・充電をまとめて接続できる——そのコンセプト自体は数年前からありましたが、USB4の登場で実用性が一気に上がりました。最大40Gbpsという帯域は、4K映像を出力しながら外付けSSDに高速アクセスする、といった使い方をようやく現実的なものにしています。ただ、規格の複雑さゆえに「対応製品を買ったのに動かない」というトラブルも多い。選び方の前に、まず仕組みを少し理解しておくことが遠回りのようで一番の近道です。
買う前に整理しておきたいこと
40Gbpsは「全部に使える帯域」ではない
USB4の40Gbpsという数字は魅力的ですが、これはドックに接続した機器全体で分け合う帯域です。4Kモニターを2枚つなげばそれだけで帯域の大半が埋まり、外付けSSDの速度が公称値を大きく下回るケースは珍しくありません。動画編集など大容量データを頻繁に扱うなら、ストレージ用ポートが映像出力と帯域を独立して持つモデルを選ぶことが重要です。スペック表の数字だけでなく、「何と帯域を共有しているか」まで確認する習慣をつけてください。
映像出力ポートの規格は用途で変わる

4K/120Hz以上やデュアルモニター環境を組むなら、映像出力がDisplayPort 1.4またはHDMI 2.1に対応しているかを必ず確認します。古い規格のポートしかないドックでは、どれだけ高性能なモニターを接続しても4K/60Hz止まりになります。また、複数ポートを持つ製品でも「第1ポートは4K/120Hz、第2ポートは4K/60Hzまで」といった非対称な仕様の製品もあるため、ポートごとの最大出力を細かく見ておくと後悔が防げます。
給電能力は「ドック全体の出力」で判断する
ノートPCへのパススルー給電は、ドック本体のACアダプタ総出力からモニターや周辺機器の消費電力を差し引いた残りがPCへの供給量になります。「100W給電対応」と書いてあっても、外付けHDDや充電器を複数つないでいると実際にPCへ届く電力は70〜80W程度になることも。高負荷な作業中にバッテリーが減り続けるのはこれが原因です。ハイエンドノートを使っているなら、ACアダプタ総出力に余裕がある上位モデルを選んでおくほうが安心です。
Thunderbolt対応の明記があるかどうかが信頼性の目安になる
USB4は仕様上の互換性が広い半面、コントローラーチップの品質によって接続の安定性に差が出やすい規格でもあります。MacBook ProなどThunderbolt 4搭載機との組み合わせで安定動作を求めるなら、「Thunderbolt 4互換」と明記されているモデルを選ぶのが無難です。将来のOS更新や次世代デバイスへの対応を考えても、信頼性の高いコントローラーを載せた製品を選ぶことが長く使うための条件になります。
見落としやすいトラブルの原因

USB4ドックに関するトラブルの多くは、製品の不良ではなくPC側の仕様との不一致から起きています。
特に注意が必要なのがPC側のUSB-Cポートの機能制限です。ポートの形状がUSB-Cでも、映像出力(DP Alt Mode)や充電(PD)に対応していないポートが存在します。メーカーがコストや設計上の理由でポートごとに機能を絞っているケースで、同じPCでも「映像が出るポート」と「出ないポート」が混在していることもある。購入前にPCのマニュアルや製品ページで各ポートの対応機能を確認しておくことが、無駄な買い物を防ぐ最大のポイントです。ポートの横に稲妻マークやモニターアイコンがあるかどうかも簡易的な判断材料になります。
もうひとつが発熱による速度低下です。40Gbpsのデータ処理と100W級の給電を同時にこなすため、ドック本体はかなりの熱を持ちます。温度が上がりすぎると保護機能が働いて転送速度が制限されるので、アルミ筐体で放熱性が高いモデルを選ぶことと、密閉された場所に置かないことが対策になります。
よくある質問

Q. Thunderbolt 4対応のMacBook ProでUSB4ドックは問題なく使えますか?
使えます。USB4はThunderbolt 4をベースに策定された規格なので互換性は高く、映像出力や高速ストレージ接続も含めてほぼ制限なく機能します。ただしドック側がThunderbolt対応を明記しているか確認しておくと、より安定した動作が期待できます。
Q. ドックを使えばPC純正のACアダプタは不要になりますか?
給電能力が十分なドックであれば、デスクでの作業中は純正アダプタなしで運用できます。ただし前述のとおり、周辺機器の接続状況によってPCへの実際の給電量は変わるため、高負荷な作業が多い場合は念のため純正アダプタの出力と比較しておくことをおすすめします。
Q. 安価なUSB-Cハブと数万円のドックは、実使用でどう違いますか?
差が出やすいのは「複数デバイスを同時につないだときの安定性」です。安価なハブは高負荷時に瞬断や速度低下が起きやすく、映像が乱れることもあります。ドックは複数デバイスへの帯域管理と熱処理が設計段階から考慮されているため、長時間の連続使用でも安定しています。毎日仕事で使うなら、トラブルによるロスタイムのほうがコストとして大きい場合もあります。
Q. 接続した外付けSSDの速度が公称値より遅いのはなぜですか?
原因は複数考えられます。まずドックとPCをつなぐケーブルがUSB4対応かどうか——ここが非対応だと速度は大幅に落ちます。次にモニター出力との帯域共有。4K出力をしながらSSDに書き込むと、どちらも速度が落ちることがあります。SSDの性能をフルに出したいなら、ストレージ専用のポートが独立しているモデルを選ぶことが根本的な解決策になります。
Q. 複数モニターを接続すると片方のリフレッシュレートが下がるのはなぜですか?
ドック内蔵のチップによってポートごとに帯域の上限が設定されている製品があります。「第1ポートは4K/120Hz、第2ポートは4K/60Hzまで」という非対称仕様は意外と多く、スペック表の「4K/120Hz対応」という表記だけでは判断できません。購入前にポートごとの最大出力を個別に確認するのが確実です。
USB4 ドッキングステーションのおすすめ15選!
UGREEN Revodok Max 213 13-in-1 Thunderbolt 4 ドッキングステーション 40Gbps 高速データ転送 2画面拡張4K@60Hz 単一出力8K@30Hz 90W PD対応 2.5Gbpsイーサネット SD/TF 4.0カード 3.5mm オーディオ USB A3.2&USB C3.2ポート搭載 MacBook Windows PCノートパソコンなどに適用
プロも選ぶ究極の作業環境が、この一台で完成します。Thunderbolt 4対応で、規格外の40Gbps転送を体感してください。他社製品と違い、映像とデータ通信の帯域が独立し干渉しません。DP 1.4接続で、8Kの鮮明な映像美を映し出すことができます。付属のACアダプタは180Wの大容量で、常に電力を最適化。ノートPCへ最大90W、下流ポートは15W出力に対応します。2.5Gbpsの爆速有線LANが、快適な通信環境を約束します。SD 4.0搭載で、大容量データも一瞬で読み込み完了
Anker Prime ドッキングステーション (14-in-1, Triple Display, DisplayLink) 最大8K USB PD 最大140W出力対応
Ankerの最高峰モデルです。他社と異なりGaN搭載の180W電源を内蔵し、配線が極めてスマート。HDMI2.1とDP1.4により、息を呑む8K映像を体験できます。独自のDisplayLinkで、チップの制限を超えた3画面拡張も余裕です。ストレージ用高速ポートは映像と帯域を共有し、効率的に動作。Thunderbolt対応で、PCには最大140Wの爆速給電を誇ります。前面には30W出力のポートも備え、スマホ充電もこれ一つで完結。液晶ディスプレイが稼働状況を可視化し、所有欲を刺激。
エレコム ドッキングステーション 14in1 4画面同時出力(3画面拡張) Thunderbolt4対応 PD96W HDMI 8K/30Hz USB-Cポート PD30W 高速データ転送 シルバー DST-W13
本製品は最強の作業環境を実現するTB4対応ドックです。他社製品と違い帯域が独立し、映像と高速通信を両立します。DP1.4とHDMI2.1により、驚異の8K出力が可能です。付属のACアダプタは180Wで、電力供給も余裕があります。接続先へは最大96W、前面Cポートは30Wの出力に対応。合計14ポートを備え、4画面同時出力までこなす傑作です。安定したデータ転送速度は、クリエイティブな作業に最適。デスク周りをスッキリさせつつ、プロの機能を凝縮しました。信頼のエレコム製だからこそ、長期的な使用も安心ですね。圧倒的な拡張性を持つ本機で、作業効率を劇的に高めましょう。
UGREEN Revodok Pro 314 USB-C ドッキングステーション 3画面対応 2つのHDMI & DP搭載 14-in-1
圧倒的な14ポートの拡張性が魅力です。映像出力はDP 1.4に対応し、驚異の8Kを堪能できます。HDMIは4K/60Hz対応で、滑らかな3画面拡張が可能です。USB4やTB4ポートとも互換性があり、接続もスムーズです。ストレージ用10Gbpsポートは、映像と帯域を共有します。最大100WのPD入力で、ノートPCを急速充電できます。ACアダプタは130Wの総出力に対応し、安定動作を維持します。前面には27W出力のUSB-Cを備え、スマホ充電も爆速です。SD/TFカードも同時読み込みでき、クリエイター必携。
UGREEN Revodok USB-C ハブ ドッキングステーション 3画面出力 HDMI *2 +DP 最大4K
他社製品に比べ、圧倒的な低価格で3画面拡張が可能です。映像はDP1.4により、4K/60Hzの鮮明な出力を維持。データと映像は帯域を共有する設計で、安定性を重視しました。もちろんThunderbolt 4ポートへの接続にも対応しています。最大100WのPD入力をサポートし、PCには85Wで給電。ACアダプタは100WのPD電源を接続してフル活用しましょう。10Gbpsの高速ポートあり。
j5create USB C 6in1 USB4 ドッキングステーション 8K 60Hz 4K 144Hz マルチアダプタ PD100W
映像とデータの帯域を効率よく動的に割り当てます。DP1.4技術により、HDMI接続で驚異の8K60Hz出力をサポート。ゲーミングモニターに最適な4K144Hzも、これ一本で映し出せます。4つの10Gbps高速ポートを備え、大容量データの移動も一瞬です。給電はPD100Wに対応し、ACアダプタ接続でPCを急速充電可能。ACアダプタは別売の100W対応品を使うことで、真価を発揮します。スリムなアルミ筐体は放熱性も高く、ハードな使用でも安心ですね。圧倒的なスペックを凝縮した本機で、究極の環境を手に入れましょう。
UGREEN 7 in 1 Revodok Pro USB C ドッキングステーション 2*HDMI出力 USB Cハブ 4K@60Hz
初心者でも使いやすい、UGREENの最新ドックが今大注目されています。他社製品より安価ながら、4K60Hzの美しい2画面出力を実現。映像とデータの帯域を共有する設計で、安定した動作が自慢です。規格はDP1.4に対応し、最新のノートPCとも相性抜群です。サンダーボルト3や4のポートでも、安心してそのまま使えます。電源はPD100W入力に対応し、PCには最大85Wで給電可能。通信も高速な10Gbps対応で、大きなデータの移動も一瞬です。アダプタは100WのPD電源を繋ぐことで、真価を発揮。
Cable Matters 8-in-1 ポータブル 40Gbps USB4 ハブ USB 4 ドック デュアル DisplayPort 4K@60Hz
これまでのハブとは次元が違う40Gbpsの爆速転送を体感できます。他社製品と違い、映像出力とデータ帯域を動的に最適化する設計です。驚異のDP1.4により、8K60Hzという圧倒的映像美を実現しました。もちろんThunderbolt 4搭載PCでもフル性能を発揮します。
100WのPD充電に対応し、ACアダプタ総出力は100Wまで可能です。USB-Aは10Gbps出力が可能で、外部ストレージも快適に使えます。移動中もプロ仕様の環境を持ち歩きたい方に最適な一台。
Belkin 5-in-1 Thunderbolt 4ドッキングステーション 40Gbpsデータ転送 96W PD対応 デュアル4K/60Hz
他社製品と違いTB4ポートを3つも拡張でき、接続の自由度が格段に違います。映像とデータの帯域が独立し、40Gbpsの高速通信を常に維持します。DP1.4規格により、8Kの超高精細な映像をこれ一本で出力可能です。付属の150W電源ユニットが、PCへの96W給電と安定動作を支えます。各TB4ポートは最大15W出力で、スマホや周辺機器の充電も快適です。
UGREEN ドッキングステーション 14-in-1 3画面出力 ノートPC100W充電
DP1.4で4K120Hzの超高速表示が可能です。映像とデータは帯域を共有し、無駄のない接続を実現します。サンダーボルト4にも対応し、最新PCとの相性も抜群ですね。合計140W出力のACアダプタが、安定した動作を強力に支えます。PCには最大100W、前面ポートからは27Wの給電が可能です。HDMI接続でも4K60Hzに対応し、3画面拡張もこなします。
Kensington ケンジントン MD125U4 USB4 ポータブルドッキングステーション
映像とデータの帯域を独立して制御できる最新設計です。HDMI 2.1搭載で、驚きの8K出力にも対応しました。サンダーボルト4搭載PCでも、その性能をフルに発揮。100WのPDパススルーにより、PCへの給電も完璧です。ACアダプタ総出力は最大100Wの入力をサポートします。各USBポートは10Gbpsの高速転送に対応。2.5Gbイーサネットも備え、オンライン作業も爆速に。
Anker Prime ドッキングステーション (14-in1, 8K, Thunderbolt 5) USB PD最大140W出力対応
他社製TB4ドックを凌駕する、最大120Gbpsの爆速転送を実現。映像とデータの帯域が独立し、プロの作業も一切の遅延なくこなせます。HDMI 2.1とDP 2.1により、鮮明な8K映像を出力可能です。本機は最新のTB5に加え、TB4やUSB4とも完璧に互換します。ACアダプタは231Wの強力なGaN電源を内蔵し、デスクもスッキリ。PCへは最大140W、前面ポートからは45Wの急速充電に対応します。
Anker PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション 85W出力 4K対応 HDMIポート
魔法の箱。13もの機能を一か所に集約できます。他社製品と違い、縦置き設計でデスクが広く使えるのが魅力です。DP 1.4とHDMIで、鮮やかな4K映像を楽しめます。映像とデータは帯域を共有し、効率的に処理する仕組みです。サンダーボルト対応ポートでも、そのまま挿すだけで使えますよ。付属のACアダプタは135Wで、全体の動作も非常に安定。PCには最大85W給電し、前面ポートも18W出力可能です。SDカードも挿せるので、写真の整理も一瞬で終わります。難しい設定なしで、誰でもプロ級の環境が手に入ります。
エレコム USB-C ハブ ドッキングステーション 10in1 PD対応 100W LANポート HDMI 4K60Hz 高速データ転送 10Gbps SD/microSD ブラック DST-W03
規格はDP1.4に対応し、高精細なモニター環境もバッチリです。映像とデータの帯域は共有する設計で、安定感を重視しました。Thunderboltポート搭載のパソコンでも、そのまま利用可能です。合計100WのPD入力に対応し、PCには最大85W給電します。ACアダプタは別売の100W対応品を繋ぐことで、真価を発揮。10Gbpsの高速ポートが、写真や動画の移動を劇的に速めます。SDカードスロットも備え、クリエイティブな趣味も捗ります。
Anker 364 USB-C ハブ (10-in-1, Dual 4K HDMI) 100W USB PD対応 4K HDMIポート 2画面出力
着脱式の長いケーブルが非常に便利です。2つのHDMIで、4Kの鮮やかな2画面拡張が可能です。本機はDP 1.4対応により、安定した映像出力を維持。映像とデータの帯域は共有され、効率的に動作する設計です。規格はThunderbolt 4搭載PCとも互換性があります。最大100WのPD入力で、ノートPCを急速充電可能。入力100WのACアダプタを繋いでフル活用しましょう。前面ポートは5Gbps転送で、データ移動もスムーズ。合計10ポート。
まとめ
USB4ドッキングステーションを選べば、デスクの利便性は劇的に向上します。40Gbpsの広帯域を活かし、映像もデータも一本で完結するのは快感です。選ぶ際は映像出力の規格や、PCへの給電能力をしっかり確認しましょう。信頼のTB4対応モデルを選べば、接続の安定性や将来性も抜群です。今回厳選した15選の中から、あなたの環境に最適な一台が必ず見つかるはず。まずは必要なポートの種類と数を、改めて整理してみてくださいね。最高の作業環境を手に入れて、日々の生産性を一気に加速させましょう。今すぐお気に入りの一台をチェックして、理想のデスクを完成させてください。














