バランス接続対応ヘッドホンおすすめ12選｜特徴や対応ケーブルも解説【2025年版】

バランス接続とは？その仕組みと魅力を分かりやすく解説

「バランス接続」という言葉を聞くと、少し難しそうな印象を受けるかもしれません。でも実は、音楽をより美しく楽しむための工夫の一つです。

バランス接続のイメージ

普通のイヤホンやヘッドホン（アンバランス接続）は、1本の道を通して音を届けるようなもの。一方、バランス接続は2本の道を使い、それぞれにプラスとマイナスの信号を分けて送る仕組みです。これによって、雑音やノイズを途中で打ち消してくれるんです。

例えば、大事な手紙を届けるときに1人の配達員だけでなく、2人の配達員が一緒に届けるようなもの。途中で風や雨にあっても、どちらかが無事に運んでくれるイメージです。

バランス接続の魅力

ノイズが少ない：外部の邪魔な音が入りにくい。
クリアな音質：音の細かい部分まできれいに聞こえる。
力強いサウンド：特に低音や深みのある音が際立ちます。

通常接続との違い｜バランス接続で音はどれだけ変わる？

「通常接続」と「バランス接続」の違いを分かりやすくお伝えします。

通常接続（アンバランス接続）とは

普段よく使うイヤホンやヘッドホンは、1本の信号線で音を届けています。ただ、この方法では、長いケーブルを使うとノイズが乗りやすくなり、音質が落ちることがあります。

例え話：細いホースで水を流すと、途中で漏れやすかったり勢いが弱まることがありますよね。通常接続はそんな感じです。

バランス接続の音の違い

バランス接続は、2本のホースで水を送るようなもの。片方のホースが途中で詰まっても、もう片方が補ってくれます。その結果、音がよりクリアで、細かいニュアンスまでしっかり聞き取れるのです。

実際にバランス接続を使ったときの効果：

低音が深く力強く聞こえる。映画館のサウンドに近い迫力。
中音が鮮明で、ボーカルが目の前にいるかのよう。
高音がキラキラしていて、まるでライブ会場にいるような感覚。

【これが大切】バランス接続に必要な条件｜対応ヘッドホン＆ケーブルを揃えるコツ

バランス接続には専用の機器が必要

バランス接続を始めるには、対応した機器が必要です。具体的には以下の3つです。

バランス接続対応ヘッドホン
　普通のヘッドホンではなく、専用のコネクタがついたものを選ぶ必要があります。これは、道が2本あるタイプのヘッドホンだとイメージしてください。
バランス接続用ケーブル
　ケーブルにも種類があります。特に、4.4mmや2.5mmといった太さの端子が主流です。
ケーブルが2本必要な訳ではなく、基本的に1本のケーブルで２つの信号を処理できるから大丈夫！
対応した音楽プレイヤーやアンプ
　ヘッドホンだけが対応していても意味がありません。音楽を再生する機械もバランス接続に対応している必要があります。

バランス接続に使われる主流ケーブル規格を解説

主流ケーブル規格とは？

現在、バランス接続でよく使われるケーブルは以下の3つです。

4.4mmPentaconn端子：標準的で安定性が高い。初心者におすすめ。標準規格でこれが圧倒的に多いです
2.5mmバランス端子：小型で、携帯用オーディオプレイヤーにぴったり。
XLR端子：プロ向けで、スタジオやハイエンド環境で使用。

※難しいのですがこれはアンプやプレイヤーの端子規格の話であり、例えばヘッドホンは3.5mmの差込口でプレイヤー（アンプ）は4.4mmの差込口の場合、表記順序は「信号が送られる方向」を基準として書かれることが多いです。
例:
4.4mm to 3.5mm = プレイヤー側が4.4mm、ヘッドホン側が3.5mm
3.5mm to 4.4mm = プレイヤー側が3.5mm、ヘッドホン側が4.4mm
基本的にプレイヤー（アンプ）側は4.4mmが標準規格なので、4.4mm×〇mm or 4.4mm×XLR端子を選ぶことになります。

しかし、製品側が自由に商品名をつけているので、適合するケーブルもリンク付きで下記商品と一緒に紹介しています、、、

選び方のポイント

基本的に両端がオス（差し込む側）のケーブルを選べばOK！
ex)音楽プレイヤーが3.5mm,ヘッドホン側が4.4mmの場合は、3.5mm⇔4.4mmバランスケーブルを買えばOK
上記表現は信号の向きを気にする必要はありません。
対応機器を確認：手持ちのヘッドホンやプレイヤーがどの端子に対応しているか調べる。
※下記商品紹介セクションでは対応端子も記載しています！
ケーブルの素材：銅や銀メッキなど、音を伝える力が強いものを選ぶと効果的。